福岡県出身。1937年生まれ。1948年九州巡業中の佃雪舟に誘われ、12歳で上京し、曲師山本艶子に師事。17歳で国友忠主催の浪曲教室に参加、相三味線となり、ラジオ浪曲ドラマなどでも活躍。故国本武春も絶大な信頼を寄せた。2010年、国本武春の主催で木馬亭にて「浪曲三味線 沢村豊子の世界」が開催、浪曲三味線の技術などが細かく収録された同名の教則DVDが発売。近年は玉川奈々福を中心にベテランから若手まで、多くの浪曲師達をその演奏で支えている。21年「第42回松尾芸能賞功労賞」受賞。